2011年01月20日

朗読

 客が来るまでレジに付いて朗読をして待つ。客がやってきたけど、きりのいいところまで、朗読は続く。「次の段落まで、待ってもらっていいですか? もうすぐです。僕は読むのが速いんです。速読の人なんです」
坂の途中のちょうど酒屋から少し下った辺りの岩で覆われた壁の向こうに住んでいるのでした。やっとの思いで、壁の向こうにたどり着くと、母は、大丈夫? と訊きました。昼間母は、子育てとダンス教室を両立しているのでした。微笑みながら、踊りながら、母は、大丈夫? と言います。夜になると、岩がぼろりぼろり、時々ぼろぼろと落ちて、道路に転がっていることがありました。それは決して人目に触れてはならないものだったので、それを見つけた時は、すぐに駆け寄って抱えました。そうして、岩を貼り合わせて壁を修復すると、何事もなかったように隠れ家に戻りました。今は、知らない子供が3人踊っていました。
 ただいま、戻りました。「お待たせしました。お買い上げありがとうございます」
 僕は隣のお姉さんと、7文字の言葉について話し始める。おい!と中川さんが僕をつまみ上げて連行する。とても恐ろしい顔をしている。中川さん、楽しいことは大事ですよ。もういい!とお父さんは言った。よくないですよ。まだ、朗読は途中だよ、お父さん!

タグ:朗読
posted by 望光憂輔 at 20:31| 夢まち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アトラクション

 昔お城があった場所がスタート地点で、そこからジェットは飛び立って隣の街まで一周する。その様子は、待合室のモニターにアニメーションとなって流れている。いよいよ僕の番が来て、僕が乗せてもらう番だ。けれども、係員さんは、みんなと同じように僕にエレクトリック・スーツを装着してくれない。いつまで、待ってもそうしてくれない。そればかりか、怒ったような、困ったような顔をしている。「この子は、いやらしいことを考えている」まあ。なんて子でしょう。この子には飛ばせるわけにいはいかないね。楽しいはずのアトラクションは、いつの間にか処刑台のようになっているのだ。ねえ、誰か、僕を信じて。右と左を交互に見た。目を合わさない人々。家族だった人たちさえも、すっかり他人になっていた。

posted by 望光憂輔 at 19:11| 夢まち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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