2011年06月16日

サファリサッカー

 サファリランドでは日本代表の選手が檻の中に閉じ込められてアルゼンチン代表と戦っていた。がんじがらめの鉄柵の守りはアルゼンチンの巧みなドリブルや強引なドリブルや変幻自在のドリブルを何とかして凌ぐために立てられたフォーメーションのように思えた。すぐ近くまで車を走らせて、アルゼンチンの数々のドリブルを間近で眺めた。興奮してヒョウやライオンたちが集まってきている。彼らはどちらのサポーターだろうか。助手席に座る友達が窓を閉めた。試合はすべて日本の敷地内で行われているようだった。そのためアルゼンチンのピッチの中にキリンやシマウマが侵入して見守っているのだが、飼育員は笛を吹こうとはしないのだった。笛が鳴って、アルゼンチンにフリーキックが与えられた。メッシが蹴ったボールはキリンの首のようにぐーんと伸びてチーターのターンのように急速に曲がり、ゴール右隅に突き刺さった。カワシマは鹿のように動かなかった。決まったかと友達が言った。鰐川通りを回り、ふれあいの里を走り抜けて、学校に戻る。「ねえ、ブレーキってどれだっけ?」急にブレーキがわからなくなった。足を伸ばしても、何もない、または届かないのだった。駐車場に止められた細長い車の後ろにゴツンとぶつかり車は止まった。降りて衝突した部分を確かめた。「わかるかな?」銀色の直線の中で、真ん中の部分だけ猿の尻のように赤くなっていた。帰りは友達と運転を代わった。

posted by 望光憂輔 at 02:30| 夢まち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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